別の記事でいろいろなLLMに「自由とは?」を聞いてみたとき、その舞台に使ったのがVenice.aiでした。複数のLLMを同じ画面で切り替えられて、しかもプライバシーに本気で配慮をしているサービスです。

「自分でも使ってみたい」と思った人向けに、この記事ではアカウントの作り方からログイン方法までを、最初の一歩としてまとめます。難しい設定は不要なので、気軽に読み進めてください(そもそもVeniceって何?という方は、先にVeniceのすすめを読むと全体像がつかめます)。

アカウントの作り方

Veniceは、アカウントを作らなくてもすぐにお試しで使えます。トップページを開けば、その場でチャットを始められます。まずは触ってみたいだけなら、登録すら要りません。

ただし、会話履歴を残したり、設定を引き継いだりしたいなら、アカウントを作っておくのがよいです。作り方はシンプルです。

  1. venice.ai を開く
  2. 「Sign Up」からメールアドレスを入力
  3. 届いた確認メールのリンクを踏む
  4. 完了

登録時のちょっとした工夫

プライバシー重視のサービスを使うなら、登録するメールアドレスにも少し気を配ると一貫します。

  • 専用のメールアドレスを使う … 普段使いのメールと分けておくと、万一の情報の紐づきを減らせる
  • エイリアス(転送用アドレス)を使う … メインのメールに転送しつつ、表向きは別アドレスにできるサービスを使う手も

このあたりは「やっておくと気持ちがいい」レベルの話なので、最初は普通のメールでも問題ありません。

ログイン方式の種類

Veniceのログイン方法は大きく2つあります。

方式 必要なもの 向いている人
メールログイン メールアドレス まずは普通に使い始めたい人
Web3ログイン 暗号通貨ウォレット プライバシーを徹底したい人

メールログインは説明不要の王道です。注目したいのは、もうひとつの Web3ログイン です。

これは、暗号通貨のウォレットアプリを使って、メールアドレスすら登録せずにログインする方法です。「ウォレットでログイン?」とピンとこないかもしれませんが、これがプライバシー的にとても理にかなっています。

⚠️ ただし、📍普段使っているメインのウォレットをそのまま接続するのは避けましょう📍アドレスが分かると、そのウォレットの取引履歴や残高が紐づいて見られてしまうためです。接続専用の新しいウォレットを用意するのが安全です。

Web3ログインの仕組み

Web3ログインでは、ウォレットアプリ(MetaMaskやCake Walletなど)をVeniceに接続します。このとき、Veniceに渡るのはあなたの「ウォレットアドレス(⚠️ 接続専用の新しいウォレットを用意)」だけです。

つまり、

  • 名前を登録しない
  • メールアドレスを登録しない
  • パスワードを作らない

それでもログインできてしまう。ウォレットが「鍵」の役割を果たすので、個人を特定する情報をサービスに預けずに済むわけです。

メールやパスワードは、漏れれば身元に直結します。一方ウォレットアドレスは、それ単体ではあなたが誰かまでは分かりません。「サービスに渡す情報を最小限にする」という意味で、Web3ログインはプライバシー志向の人に向いた選択肢です。

無料版でできること / Pro版との違い

Veniceには無料版とPro版(PlusやMax)があります。ざっくりの違いは次のとおりです。

無料版 Pro版
使えるLLM 限定的(執筆時点ではNvidia製のLLMがPrivacyモードで利用可) すべて解放
課金でClaudeなど 課金すれば利用可 利用可(一部無料)
API利用 ×
クレジット なし 毎月$10分付与
料金 無料 月$18 / 年$180(執筆時点)

※ 料金・提供LLM・仕様は変動します。最新の内容は公式で確認してください。

まずは無料版で雰囲気を掴み、「もっと色々なモデルを使いたい」「APIを叩きたい」となったらPro版を検討する、という流れがおすすめです。

まずは気軽に触ってみて、自分に必要な範囲だけ深掘りしていくのが、Veniceとの良い付き合い方だと思います。